※新型コロナウイルス感染症対策について

当セミナーでは、ご安心して受講いただけるよう、下記の感染症対策を実施しています。

  1. ①マスク着用
  2. ②手指のアルコール消毒
  3. ③イソジンでのうがい
  4. ④広い空間におけるソーシャルディスタンスの確保
  5. ⑤充分な換気の実施

予防歯科セミナー

【オンライン】Medicalプランニング・予防歯科セミナー

“噛める“がゴールの時代から代謝・体組成改善が最終目標のインプラント医療へ

-補綴・インプラント治療と管理栄養士のチームで行う抗加齢フレイル予防-
-咀嚼機能回復と体組成・代謝を改善を最終目標をする新インプラント治療-

健康寿命の延伸のためには、NCDs(Non-communicable diseases:非伝染性疾患群=生活習慣病)対策が欠かせません。従来の歯科医療は「歯と口腔」の健康維持にとどまり、臨床歯科医学と栄養学との関係は密接なのに、相補的ではありませんでした。
本講演では、歯科疾患と生活習慣病(糖尿病・フレイルなど)の関係を提示し、歯科的介入と保健指導がNCDsの発症予防・重症化予防に効果的な理由と歯科診療所での管理栄養士の業務内容とを詳しく述べます。

(1)歯周炎(慢性持続性炎症と歯原性菌血症)制御が血管・循環器疾患・代謝疾患の発症予防になる

(2)咀嚼機能回復が、糖質代謝(糖尿病・メタボリック症候群)・体組成(フレイル)の改善になる

(3)う蝕予防に保健指導を加えると糖尿病・メタボリック症候群の発症・重症化予防になる

■歯周栄養学

歯を残すための歯周病対策から“慢性炎症と菌血症”を予防する歯周病治療へ

治癒過程で出来る新しい歯周組織はコラーゲンの骨組みを中心に再構築されます。このコラーゲン形成ビタミンCが必要不可欠です。
タンパク質やビタミンの摂取量を増やし、失われた骨・歯周組織の再生に活かしましょう。

■インプラント補綴栄養学

補綴治療は栄養・代謝・体組成改善のために

「なんでも噛める」環境を整えることで糖質偏重食とタンパク質低栄養が回避でき、代謝・体組成の改善が可能です。骨格筋量を増やせばサルコペニアやフレイルの防止になります。これが、インプラント補綴・有床義歯補綴治療を行う際の目標と大義です。

咀嚼機能回復と保健指導の組み合わせは体組成と代謝指標を改善

インプラント補綴と保健指導実施後の体組成と代謝指標の客観評価
歯を喪失し、咀嚼機能が低下した状態では、糖質の摂取量が増加する一方で、低GI食品・タンパク質・抗酸化物質・食物繊維ビタミン群・ミネラル群などの摂取量は低下し、結果として、ブドウ糖負荷の増加およびタンパク質低栄養の状態になります。
このことから血糖値およびHbA1cの悪化と骨格筋量低下を招きます。

咀嚼機能の評価

咀嚼機能は近年、咀嚼時のグルコース溶出量測定検査システムにより咀嚼能力の客観的数値化が科学的臨床に役立っています。
それでは、インプラントをしたり、奥歯を補綴したり義歯を入れた健康増進効果をどのように評価すべきでしょうか。
咀嚼機能数値化に次ぐ課題は、歯科補綴の健康増進効果を客観数値化して評価すること、そして栄養療法における歯科補綴分野の確立です。

■オーラルフレイル(口腔虚弱)とフレイル

新型コロナウイルスの感染状況を考慮し、
急遽オンラインセミナーに変更させていただきました。
セミナーの内容は変わらず行います。
オンライン特典として食育小冊子など、昼食代相当のプレゼントがあります。

日時と会場

令和3年
11月14日(日)
10:00~16:30

オンライン会議(Zoom)が使用できる場所(ご自宅等)

お申込みはこちら

詳細

受講費 歯科医師 35,000円
歯科衛生士・スタッフ 20,000円
(テキスト代、消費税込み)
※予防歯科への取り組みには医院様全体での知識の共有が不可欠という観点から、歯科衛生士およびスタッフの方は、ドクターとご一緒に受講されることをおすすめいたしますが、歯科衛生士様・スタッフ様単独でのご受講も可能です。
定員 55名
※お申し込みの締め切りは、開催日の2週間前になります。
※定員になり次第締め切りますのでお早めにお申し込みください。

講師プロフィール

武内 博朗(たけうち ひろあき)先生

日本大学歯学部 臨床教授
医学博士、3DSの開発研究者
医療法人社団 武内歯科医院 理事長


日本抗加齢医学会専門医、国立感染症研究所客員研究員、日本口腔検査学会理事、横浜市立大学医学部非常勤講師、日本大学歯学部非常勤講師


1987年 日本大学歯学部卒業
1991年 横浜市立大学医学研究科大学院 博士課程修了
1991年 横浜市大医学部附属病院歯科口腔外科勤務
1993年 ドイツ国立・マックスプランク研究所免疫遺伝研究部職員
1995年 ハイデルベルク大学医学部分子腫瘍研究部職員
1996年 国立予防衛生研究所口腔科学部う蝕室研究員
1999年 武内歯科医院勤務
2007年 神奈川県歯科医師会学術委員
2008年より日本口腔衛生学会認定医
【主な著書・著作】

■『デンタルスタッフの口腔衛生学・歯科衛生統計』
  泉福英信 編・武内博朗編著、医歯薬出版(2018年)

■『歯科発 ヘルシーライフプロモーション ~食育・生活習慣指導と栄養管理~』
  武内博朗編著、デンタルダイヤモンド社(2011年)

■『最新3DS環境 う蝕ステージ・ペリオステージ』
  武内博朗・早川浩生共著、花田信弘監修  デンタルダイヤモンド社(2009年)

■『“食育”は歯科医療を変える 食を変えれば、う蝕もペリオも治る』
  丸森英史、武内博朗編著  クインテッセンス出版(2008年) 他


小林 和子先生
健康管理士

神奈川県健康管理士会理事長
日本成人病予防協会認定講師

【主な著書】
  • 『“食育”は歯科医療を変える』共著 クインテッセンス出版(2008年)
    『歯科発ヘルシーライフプロモーション』共著 デンタルダイヤモンド社 (2011年)
寺田 美香 先生
管理栄養士

2001年、相模女子大学食物学科管理栄養士専攻卒業、同年7月に管理栄養士免許を取得。
2015年4月より医療法人社団武内歯科医院 にて、食育・生活習慣指導を担当。

お申込みはこちら